実験区

実験区

Case.2:バーナム効果ー「愛」という名のテンプレート

一時期、毎晩のように金縛りに悩んだことがありました。ただ疲れているだけ、そう自分に言い聞かせてみても気味の悪さを拭うことはできず…。そして、私は占いに頼ることにしました。 プロフィールを見て、私が選んだのは、霊視を得意としている鑑定士。金縛りというと霊的なものを感じさせられることもありましたが、霊視の力なら、もっと深い部分が視えるのかもしれないと思ったんです。 「最近、毎晩のように金縛りが続いていて不安なんです」 30秒ほどの沈黙。それは不安を増幅させるには十分な時間でした。 ーーー『男性が視えるんです。』「男性…ですか?」ーーー『はい、誰かあなたに近い方だと思います。』「心当たりがなくて…。」ーーー『とてもあなたのことを大切に想っているようですよ。』「おじいちゃん、とかですか?でも私が生まれる前に亡くなってますし…」ーーー『いえ、もっと近い。あ…これは、お父様じゃないでしょうか?』「父?いえ、父はまだ生きていますし…」ーーー『このような形で現れるのは亡くなった方ばかりとは限らないんですよ。最近、お父様とお話しされましたか?』「そう言われると最...
実験区

Case.1:確証バイアス ー「好き」という麻酔の副作用

占いを利用する時には、それなりの理由や悩みがあるはずです。悩むのにも疲れて占いに頼りたくなる時間の、あのどうしようもない感覚は、言葉にするほうが難しいくらい。 それがわかるのは、私もそうだったから。もっと言うと、私の場合はもう占いなしでは自分の気持ちがわからなくなっていたからです。 「自分1人じゃこれ以上抱えきれない、だけど誰にでも言えることじゃないし…」そう思い、何度も迷った末に決心して占いのドアを叩いた…つもりでいました。当時の私にとって、占いは、自分ではもう抱えきれない悩みを打ち明けられる唯一の場所でした。 でも、いくつもの占いサイトでさまざまな鑑定士の言葉を聞いていくうちに、1つの、でもあまりにも大きな共通点に気づいてしまったんです。 ー別れた恋人を忘れられない、あの人は私のことをどう思っているのだろうー この場合、最初に占ってほしい内容を伝えています。つまり、別れた恋人にまだ未練があることも、相手の気持ちを確かめることができていないことも、あくまで「事前情報」にすぎません。 別れてからどのくらい経っているのか、連絡は取って...
実験区

第一実験区へようこそ

ここは私の個人的な観測記録を置く場所です。 いきなりですが、「占い」にどんなイメージがありますか?運命や導き、予言など、イメージとしてはそういうものが強いかもしれません。 でも、本当はもうみんなわかってるんですよね。そうじゃないということくらいは。 …私、ですか? 私は20代前半からずっと占いにハマって、どこまでも依存して、総額で言うと軽く50万円以上を注いできました。 恋愛はもちろん、仕事も人間関係も、占いに頼らなければ自分で判断することが難しくなっていたくらいです。 ですが…30代に入ったある日、ふと気づいてしまったんです。 「こんなの誘導尋問や確証バイアスの上でしか成り立ってないじゃん」と。まさに憑き物が落ちたような感覚でした。 でも、だからこそ、なんです。 冷めていく自分と、それに反してまだ何かを求めたがる自分。その気持ち悪さを分析し、何かを得たい。 ただお金を使っただけで何も残らなかった、なんて結末はどうしても避けたい意地みたいなものかもしれないですね。 そんな私の観測記録は、決して綺麗な救いにはならないです...
タイトルとURLをコピーしました